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VAIO-U101改造記 の履歴(No.4)


 昨今Atom搭載のUMPCが流行り,SONYもVAIO Pを出してきましたが,私はというと今でもVAIO PCG-U101を愛用しています。VAIO Pにはちょっとグラッと来たのですが,やはりVistaの遅さが気になりまして。Windows7搭載機が出るまではU101と心中するつもりです。
 さて,初期状態のU101のままではさすがに遅くて使い物にならないので,色々アップグレード&改造をしてきました。これまでにやったことは,

(1)メモリ512Mへ増設。いくらXPでも256Mではやってられません。本当は1Gにしたかったのですが,3万円オーバーはちょっと無理ダナ。

(2)大型バッテリー搭載。純正バッテリーが劣化してしまったのですが,純正品はもう手に入りません。唯一買えるのはサードパーティ製の大容量バッテリーHLI-U101だけ,ということでこれを買いました。

(3)3G-WAN。イー・モバイルのD02HWをEMチャージで使っています。そんなに出張するわけではないので,これで十分。

(4)ツライチUSB。PCカードスロットにはAREAのこれを差しています。本体標準のUSBはWANと下記の拡張で埋まってしまうので。

(5)microSDHC-8G→メモリースティックスロットに変換アダプタ使って装着。下記の8Gと合わせて16Gも増設しておけば,Cドライブが16Gでも余裕あります。

(6)なんちゃってSSD化。コンパクトフラッシュ(CF)を東芝IDE型1.8inchHDDコネクタに変換するボードを使って,HDDを16GのCFに入れ替えました。買ったものは,

 中身の移行にデスクトップPCとMigrateEasyを使ったので,1.8inchHDDやCFを通常のIDEコネクタに差すための変換コネクタもaitendoから買いました。さて速度ですが,元のHDDが遅いので読み出しは速くなった気がしますが,いかんせん書き込みが遅い。耐衝撃度が増したので良し,としています。

 さて今回,ふと目にしたBlog記事を参考に,本体内へのBluetooth, 802.11n無線LANおよび8GmicroSDHCの内蔵化を試みました。元は2chのU101スレに載っていたこの書き込みです。基本戦略は,

  • 標準の802.11b無線LANボードを取り外す。
  • 空いた場所にバスパワー型USBハブの基板を入れる。
  • 本体左下の外部USBコネクタの取り付けピンから,上記USBハブへ直接配線する。
  • USBハブに,上記の3つのUSB装置を接続する。
  • 全部押し込める。

です。買ったものは,

  • バッファローコクヨサプライ USB2.0Hub バスパワー 3ポート BSHT300SV
     2chで最初に紹介されていたもので,3ポートHUBの中でもかなり基板が小さいです。Blogの方は4ポートのセルフ/バスパワー両用HUBの基板をいれています。4ポートあれば上記3つを入れても1つ余るので,標準外部USBコネクタの足を切ってHUBを間に挟み込む形で配線すれば,外部ポートも生きます。ただ本体部品の足を切りたくなかったのと,後述のmicroSDHCアダプタを分解せずに接続するために,3ポートで我慢しました。
     取り付けの際には,パッケージをバラして基板だけ取り出さなければなりません。ツメではめているだけなのですが取れにくいので,慎重に分解します。下手にドライバーを突っ込むと,中の基板を傷つける恐れがあります。
     Aプラグは可動式なのでケーブルを配線してあるのですが,これのハンダが溶けにくく外すのに難儀しました。なおケーブルは赤が5V,黒と灰がGNDとFG(共通),緑がD+で白がD-,です。外した後,適当な線材で外部USBコネクタにハンダ付けします。
     3つのAコネクタのうち両側の2つは,ハンダが溶けないのでニッパーで分解して取り外しました。真ん中の1つはそのまま残して,microSDHCアダプタをそのまま差しています。
  • PLANEX GW-USMicroN 802.11n Draft 2.0 USBアダプタ
     小さいのでパッケージをバラさなくても,金属カバーを一部切り取って端子に配線をハンダ付けすることができます。ただやはり窮屈なので,バラして基板だけ取り出しました・・・ら,見事に極小チップ抵抗がずれてしまいました。最初気付かず,動作不能で大慌て。クリームハンダなんて便利なものは持ち合わせていなかったので,ルーペで拡大しつつ通常のハンダ付けに臨み,無事生還しました・・・。注意が必要です。HUBとはケーブル4本で接続しています。
     家の中の接続方式をAOSSで統一したかったので(ニンテンドーDSのため),純正ドライバ/ユーティリティの他に,Buffaloのクライアントマネージャも入れました。
  • PLANEX BT-MicroEDR1X Bluetooth® Ver.2.1+EDRアダプタ
     これも分解して基板だけにして,ケーブル4本でHUBに接続しています。
  • バッファローコクヨサプライ microSD/SDHCカードリーダ/ライター BSCRMSDCWH
  • Transcend microSDHCカード 8GB Class6 TS8GUSDHC6
     これはそのままUSBハブに残したコネクタに差しています。持ち手の樹脂部分がうまい具合にHUBの基板を支えてくれます。

 絶縁はプラ板をホットメルトでくっつける他,マスキングテープを巻いています。以上を隙間に押し込めるのですが,LANとBTを基板に剥いてしまっているので,そんなに厳しくありません。
 トラブルは上記のチップ抵抗を剥がしてしまったことと,あとハンダ屑がチップコンデンサにくっついてショート,ということもありました。とにかく部品が細かくて柔いので注意しましょう。
 さて,完成して使ってみると,無線LANやBTアダプタを奥の方に押し込めてしまったので,ちょっと感度が低下していますが,自宅屋内の使用では全く問題ありません。
(まだ続くかも。気が向いたら写真撮ってUPします。)